世界のウイスキー

およそ700種類に及ぶ世界中から集められたウイスキーのテイスティングノートや情報はこちらからご覧いただけます。現在は多くのテイスティングコメントを皆様にお届けするために、バッチ(製造年)違いである同一商品のテイスティングも掲載しておりますので、現在発売されているウイスキーの評価とは限りません。予めご了承ください。

テイスティング

Whisky Magazine ではウイスキー専門家、作家、愛飲家によるテイスティングを毎号開催し、その情報を皆さんにお届けしています。

推奨ボトル

テイスターが判定したポイントの規定によってSilver Recommended(銀賞)もしくは Gold Editors Choice(金賞)が毎号決定します。


ロンバード ジュエルズ・オブ・スコットランド ロッホサイド 1981 カスク#6121981    50.0%

  • 蒸溜所名: ロッホサイド蒸溜所
  • 地域: ハイランド
  • ブランド: ロンバード・ブランズ
  • 価格帯: -181
  • 入手可能場所: 全世界
  • 掲載号:138号

クリス・グッドラムSCORE8.0

香り
やや閉じこもっているが、粉っぽい大麦、リンゴ、ライム、香り高いバニラのようなオーク香、繊細なハーブ香がある。加水すると甘美なオレンジの感触が現れる。
香りで予想したよりも深みがある。モルト風味が強まったが、柑橘風味は後退している。かすかなオークと大麦の風味が現れるが、加水したほうがいい。水で薄めると、柑橘風味が立ち上がってくる。
フィニッシュ
ストレートで飲むと、アルコールの刺激に覆われてしまう。加水することでフィニッシュも長く、大麦と繊細なスパイスを呼び起こしてくれる。
コメント
ストレートで飲むと、こわばった印象。加水すると、わかりやすいが心地よい風味になる。

ジョエル・ハリスンSCORE9.2

香り
リッチな熱帯フルーツ(グアバ、マンゴー、パイナップル、バナナ)の素晴らしい香り。フィノシェリーのような要素もかすかにあり、ブドウのような印象も加えている。
オーク由来の素晴らしい風味がスパイス、クローブ、バニラの感触を与え、トロピカルフルーツ(特にマンゴー)の風味が後から突き抜けてくる。
フィニッシュ
オーク由来の苦味があり、もう少し早期にボトリングできたのではないかと感じさせる。
コメント
フィニッシュで感じるオークの渋味を除けば、実に素晴らしいウイスキー。